妻とムスメが大阪に帰省している間に南アルプス一人旅に行って参りました。
(妻は原因は逆だと主張するでしょうが)
目的は、
1.テント泊(ダラダラ酒を飲む+野営訓練)
2.ヤマトイワナ釣り(テンカラ)
3.ファストパッキングによる縦走
の豪華三本立て。
出発前のスケジュールは(ご存知の無い方もいるので簡単に)
・鳳凰三山縦走(がんばって走る)
・鳳凰小屋のテン場で一泊
・徒歩、バス、ランでヤマトイワナの釣り場まで大移動
・両俣小屋のテン場で一泊(釣り三昧)
甲府駅に降り立ち、広河原(南アルプス登山口の一つ)行きバス停の長い列を見て、
道のりが険しいことに気づかされました。
臨時便でも対応しきれず、自分を含めて20人近くは立席。
エアコンが効かない古いバスの中は、
バックパックを背負ってアジア・中近東の路線バスを乗り継いだ記憶を呼び戻してくれるほどの困難さ。
結局、耐えられずに通路に座るものの2時間超で広河原へ到着。
予定通りなら少し手前の『夜叉神峠』で下車するつもりでしたが、
この辛さを【ヤマトイワナに癒やしてもらおう】ということで、広河原まで来ちゃいました。
一人旅の気楽な良さかもしれません。
広河原からさらに奥地の北沢峠行きバスも大混雑。
(北沢峠峠は甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳の登山口)。
人混みを避けるために来た南アルプス、ここまでは横浜と何ら変わらず。
『野呂川出合』というのはバス停で下車し、
両俣小屋を目指して未舗装の林道を歩き始めると一転の静寂。
ヤマトイワナがいるという野呂川をはるか下方に見ながら、
小屋まで2時間ほど、非現実の世界へ徐々に近づいて行きました。
小屋番いわく
『目の前にもイワナいますよ』
そそくさと設営完了後、目の前に流れる清流にチェックイン。
横浜を出て約8時間後の事でした。

流れを観察すると、魚が捕食レーンでせっせとお食事中。しかも複数。
オヤジのテンションmax。
毛鉤を入れてみるけどガン無視。
見えている魚は食べない、というが。
釣り上がりながら、2つか3つ目の小さな落ち込みで、少し沈む毛鉤を変えてみた。
魚が毛鉤を追いかけた。
んで、何投かあと、引ったくったのが見えたので、
ビシッ!
と合わせました。そして昇天。

職業、イワナ。好物は昆虫類。
初めて見るボディカラー。
婚姻カラーでなくノーマルにしてこの暖色系。
釣り人は最初の一本を釣ると落ち着くのです。
かつてはこのタイミングで一服したものだ。
引き続き、桃源郷と化したテン場目の前の沢をノンビリ釣り上がり。
少し良い型掛けました。

こちらも見える魚を狙い撃ち、捕食シーンは記憶に録画済み。
すっかり釣り人と化してしまいました。
1時間ほど、200mほどで3キャッチは大満足の結果でした。
深追いしないのが中年の余裕。
テン場に戻って、早めの晩酌タイム。
ウイスキー2種類、焼酎、梅酒と寝袋は削っても酒は必要十分持参しました。
(普段は自宅で一切飲まないのですが)

ヤマトイワナの捕食シーンを再生しながら、
明日は何しよう、と贅沢な時を過ごしました。
翌朝4時、起床。
18時頃に気を失うように寝付いたのですが、
深夜寒くて何度も目を覚ましました。
【寝袋やダウンが無くても何とかする訓練】でしたので、
慌てることなく重ね着をして十分な睡眠を確保できました。
体調も天気も良さそうなので、
せっかくだから南アルプスのピークを見てこよう
ということで、最小限の荷物だけ持って5:30にスタート。
魚も釣りたいし、単独なので欲張らずに間ノ岳を目指すことにしました。
森林限界を超えると、すごい景色が見えてきた!


南アルプスの南側(塩見、赤石)との分岐。
塩見岳方面に縦走するというトレランも野営も大好きというオジサンとしばし話が盛り上がり。
その後は絶景の稜線を間ノ岳まで。
昨年の八ヶ岳、北アルプスでも感じたけど、
山好きがアルプスを目指す気持ちが分かる気がします、この天空を歩いている感じ。
間ノ岳(国内3番目に高い3190m)

色んなポーズで何度も撮り直ししてもらっていた単独行のオバさん(推定50代)に撮ってもらいましたが、
オバさん 『 三角点入れますよね?』
自分 『いや、別にいいです、こだわりないですし』
オバさん  『いやー、絶対にいれた方が良いから入れますよ!』
とゴリ押しされた画角です。
背後には雪が残る北岳(国内2番目、3193m)が見えます。
ラン友のSさんと一緒なら間違いなく
『北岳まで行こう!』
となりますが今回はお気楽だけど単独なので、
次回に取り置きしておきました。
振り返ると富士山。やはり、少しだけ高い気がします。
テンション高めの山頂を後にして、来た道を戻ります。
そういえば、トレランもしようかな、
ということで天空の稜線(下り)を怪我しない程度に走りました。気持ちいいー!

結局5時間ほどで再び両俣小屋。
テン場に戻ると、居るわ居るわフライフィッシャーだらけ。
自分もかつてはフライに傾倒していました。
道具は押し入れに眠っています。
(今回はテンカラです)
イワナはものすごく臆病だとは言われ(人間の評価でしかないですが)
人が入ると出なくなる(捕食を中断して隠れる)ので、黄色信号点滅。
かつては本気出焦ったでしょうが、自分も歳を重ねました。
まずはウイスキーをチビリとやり、
湯を沸かして主食のアルファ米とインスタント麺でランチをとることにしました。
そして、全ての釣り人が出払ったあと、再び目の前の沢から入渓。
たしかに昨日より魚影が少なく(見えない)渋かったけどキレイなイワナが出てくれました。

先行者に追いついたところで納竿。
結局、2日で6本、出方も掛け方も大満足の釣果でした。
テン場で酒をチビチビやっていると釣り人が続々戻ってきました。
近所の人に声をかけると、そのうち一人がこの川(野呂川)の大ファンで年に20日は伊豆から通っているとか。
手書きの釣りマップの完成度が素晴らしく、
欲が出て危うく金を積んでしまうところでした。
彼いわく、入渓ポイントが限られるものの(大部分は切り立った渓谷、次の写真)
入ってしまえば【パラダイス】だそうです。
バラダイスは危険たっぷり。こんな渓谷です。

ムスメに
父さんはヤマトイワナのパラダイスに行ってきます
と一筆認めてからチャレンジしたいと思います。
2番目の夜は、前夜の反省を活かし、
着れるもの全部を着て(レインジャケット・パンツ)、
冷えを感じた背中部分に取り外し可能なリュックの背中部分を敷き、
足はリュックに突っ込んで、
首にはネックウォーマーをして寝ました。
耳栓をしていたので音には気が付きませんでしたが、
深夜、顔似ポタポタと水滴を感じましたが
(翌日、深夜に雨が降ったことを知ったわけですが)
4時に目が覚めるまで、寝返りすら打ちにくい狭いツェルト内で熟睡できました。
一晩で進歩しました。
 
最終日は色々と考えたけど、
もう十分、帰ろう
と。
土曜日の登山客を満載してきたということは、最終日も満載になるのは自明なので、早めに下山することにしました。
さよなら、両俣小屋。

普通に行けば、広河原まで々ルートなのだけど、
なんだか人が満載のバスにはギリギリまで乗りたくないので、
野呂川をはるか下の方に見ながら歩いたり走ったり、
3時間かけて広河原に到着しました。
トレイルランニングを始めてから考えていたことがあります。
自分の趣味
《20代後半から》
・渓流釣り フライフィッシング→ルアー

・海のルアーフィッシング シーバス、根魚

・海の船釣り

・ランニング ロード→トレイルランニング

・ファストパッキング(テント担いで)
そしてとうとう、趣味は一周しました。
ファストパッキング+渓流釣り(テンカラ)
まだまだやりたいことがあります。
クライミングと沢登り。
ジイさんになってからだと寿命を縮めそうなので、
早めに着手したい
と、こういうときだからこそ強く感じます。
クライミングできたら、こんな斜面も楽々登れるだろうから、
あの淵に悠々と泳ぐヤマトイワナにこちらから会いに行けそうです。

ただ、快晴の稜線を次のピークまで走り抜けるのと、
ヨダレが出そうな淵に毛鉤を入れるのは、同じ場所でできません。
どうしても標高差を行き来する脚力が必要なのです。
楽々と昇り降りする脚力がないと結局は両方楽しめないから、
明日から少なくとも夏休みまで、
仕事もトレーニングも頑張ろうと心からそう考えています。


楽しい一人旅でした。


朝晩は過ごしやすいですが、日中は30度近くまで上がることもあるこの頃です。
最近の休日は、
【ムスメと遊ぶこと】と【走ること】とのバランス
に悩んでいます。
先日のプログでも妻が書いている通り、
たとえトレランのレース中でも、
『帰って水鉄砲遊びしたいな(会いたいな)』
と考えて、途中棄権してしまうほどその差は拮抗しています。
ムスメの遊びは基本的に動的なので、同じ日にランニングと合わせると肉体的にはかなり追い込まれます。
そのせいか、近頃の週末はムスメよりも就寝が早いです(20時頃)。
そんなオヤジの悩みを知ってか知らずか、
知恵がついたムスメはランニングに対して『待った!』をかけてきます。
夕方一緒に遊んでいると、
『今日は走らないで』とか
『明日は駆けっこ(レース)あるの?』とか
突然探りを入れてきたりします。
これが絶妙でして、その想いを忖度して目一杯遊んでしまうと、
前述のように身体がクタクタになるわけです。
妻はランナー精神を多いに理解してくれていますから、
かなり助かっています。
そんなわけなので、長い時間を走るトレーニングが
決定的に不足しています。
なので、昨年のハセツネ前に【深夜ランの練習】として行っていた金曜日の帰宅ランを再開することにしました。
先日、都内の自社オフィスを19時過ぎにスタートし、
横浜駅までの約30kmを帰宅ランしました。
昨年は途中駅までは電車を使い、自宅まで走りましたが、
何度も走るとコースに新鮮さを失いかけていたので、
都内から蒲田辺りまではとても楽しく走れました。
今週末もこのパターンで両立しようと画策中です。
↓前回帰宅ラン、多摩川の橋
2017.05.06 初のキャンプ
ムスメを人生初のキャンプに連れて行きました。
昨年のGWは体調不良で見送りました。
4歳になって知恵がついたムスメ、
テントで寝るのが怖いようで
『キャンプ行きたくない』
と何度も口にしていましたが、両親の説得で渋々了解してくれました。
一度決めたら、グズグズ言わず潔いのが信条のムスメはテント場設営を積極的に手伝ってくれました。


キャンプ場に隣接する観光牧場が連休で大混雑していたので早々に引き上げて、
テン場の前に広がる原っぱで水鉄砲打ち合ったり、
かけっこしたりして過ごしました。
ムスメの前世は草原を駆けるじゃじゃ馬だった気がします。

今回は一泊なので、食事もインスタント中心に簡単に済ませました。
晩御飯はソーセージとパスタ。
『こんなに美味しいご飯は初めてだ!』
と話すムスメはキャンプの醍醐味を知ったのでしょうか。
とても気持ちが良い天気でした。
僕はビールを4本も飲んでしまった。
青空の下で飲む酒は美味いです。

夜、怖がって寝られないかと心配でしたが、
普段通り寝てくれたようで、安心しました。
僕が早朝ランニングしてコーヒー飲んでもまだ起きて来ないムスメを起こしたところ。

嫌だったとも話さないので、少しは楽しかったのかもしれません。
今度は朝食にチーズたっぷりのホットサンド作ってあげるから、また行こうね。
2017.04.04 福島巡業
先週末、福島のおじいさん・おばあさん向けの巡業を果たしました。
寒い時期は避けて、ということでこの時期になりましたが、
4歳で好奇心豊富の反応を見てみたくて、
スキー場に連れて行きました。
車窓の風景は標高を上げるにつれ一変し、
スキー場近くでは真っ白な銀世界でした。
眠そうだったムスメも好奇心に満ちたクリクリの黒目で眺めていましたから、
自分の予想は確信に変わりました。
ゲレンデに着くなり『やったーー!』と叫んで走り出したムスメ。
 
早速、ソリをやって見ました。

2歳の時に雪上でソリをやったことは、
本人は覚えていないようです。
それでも、ソレイユの丘の人工芝ゲレンデでやっているので、上手に滑れました。
コケて一瞬泣きそうな表情を見せましたが、
どこも痛くないことに気がついて。
雪上の特徴をこうして知るわけですね。

寒さに弱い妻は写真の取れ高が確保できたら、レストハウスで待機。
僕は北国育ちですから、ムスメとずっと遊んでいられます。
雪合戦したり。この口元、喜んでいる証拠。


ツララを取ってみたり。

再びソリをしてみたり。
2時間ほど遊び倒しました。
最後はスキー場内にある日帰り温泉に入って。
ムスメは旅館以外では初の温泉でしたが、
たいそう気に入ったそうです。
(新しいし豪快な露天風呂は自分も気に入りました)
横浜だとなかなか体験できませんので、
来年以降は福島冬巡業を2度ほど設定し、
スキーなどを教えたい、と勝手に考えています。
5日目の午前です。
朝起きて鼻の詰め物(綿球というらしい)を抜いて確認したら、あらま!
血がほとんど付いていないではないですか!
痛みも無く、頭痛なども無くいたって健康な感じ。
恒例の診察では、鼻の奥をキレイに清掃して、
カメラで患部を確認してもらいました。
一連の処置をしたあと、いつもにこやかO先生が一言。
『帰りましょうか』
退院許可が出ました。
清々しい気分で1階のコンビニに向かい、
結局は使われることがなかった【T字帯】を返品してきました。(ここでは、そういう仕組みなのです)
病棟に戻って、ロッカーに預けていたバッグを取り出し、
手荷物をパッキング完了。
4泊したベットに横になり、
事務手続き窓口が開くのを待っているわけです。
帰宅前にコッテリしたラーメンでも食べてたべてかえろう。