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9月20日(日) 

何度か書きましたが、昨日までイスラーム暦ではラマザーン(断食)月でした。
敬虔なムスリムは日中は飲食はおろか、喫煙もしないのです。

そのため、喫茶店もレストランも休むところが多く、
開店していたとしても、出入口にはカーテンがかけられ、
お客もなんとなくこっそり入ります。

こっそり


断食を免除されている人たちなのか、不届き者なのかは不明です。

私たちも、昼食を食べる所が見つからずプチ断食をしていたのですが

イラニアンバーガー


今日はお昼にありつけました。イラン人も大好きハンバーガー。
中のハンバーグや野菜が、どことなくエスニックな香りです。

腹ごしらえもしたことですから、シーラーズ市内観光に出掛けましょう。

クルアーン門


旅人の安全を見守るというクルアーン門から市街を見下ろします。
こういう景色を見ると、遠い所へ来たものだとしみじみ思います。

この近くに眺めのいいチャイハネがあるというのですが見つかりません。
一軒あったカフェは眺めも良くないしチャイもないのですが、
水タバコがあったので、休むことにしました。

水たばこ


のりのりさん念願の水タバコ。なかなか、喫める店がありませんでした。


一息ついて再び市街地へ。

シャー・チェラーグ廟


シーア派の巡礼地であるシャー・チェラーグ廟。
内壁とドーム天井が鏡のモザイクでまるで万華鏡のように美しい、そうです。
残念ながら異教徒はモスク内に入れず未確認ですが。

中庭だけなら私たちも入れます。ただし、

チャードル姿


女子は貸してくれるチャードルを着なければなりません。
写真撮影も禁止ですが、外観や、ちらりと見える内装は確かに
とてもきれいでしたし、熱心なお参り姿に触れるだけでも
入った価値はありました。

再び歩きます。
バザールを通ってみましょう。

バザール


婚礼衣装屋さんでしょうか?

しかし、人気のあったのはわずかなお店で、どうもひっそりしています。
にぎやかなバザールだと、地球の歩き方には書いてあるのに、
まるでシャッター街。シーラーズって、さびれてる??

首を捻りながら、本日最後の観光スポットへ。

マスジェデ・ヴァキール


マスジェデ・ヴァキール。
「真珠のアーチ」と称される美しい門。特徴的な、低い尖塔。
さあ、中に・・・・・・。あら。でっかい鍵が、かかっています。

近くの土産物屋で聞いてみました。
「昨日でラマザンが終わったから、今日は祝日なんだ。明日おいで」

あれれー。
バザールは、寂れているのではなく、お休みなのです。
言われてみれば、クルアーン門でも、家族連れのピクニックが多かったし、
シャー・チェラーグ廟にも、大荷物で地方から来ているような人がいました。
いやいや、うっかりしていました。祝日とは。
ラマザン、終わっただけでは終わらない、私たちのラマザンでした。
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9月19日(土) のりのり作


昨晩(18日)21時、エスファハン発のバスは旅の第二の目的地シーラーズに到着しました。
シーラーズはエスファハンに次ぐイランの観光地です。

長距離バスでの疲れ+空腹のため、バスターミナルからはタクシーを利用し市街地へ。
3件ほどホテルを見て回り「ササン ホテル」に決定したのが22時。
いずれのレストランも既に閉店していたため、
商店で購入したチップスで空腹を満たして就寝しました。


19日(土)朝

空腹で目が覚め、ホテルの朝食(ジャム・バター無しのパン)を貪り早速外出。

今日は、旅行の目玉の一つである「ペルセポリス」一日遠足です。

ペルセポリスは、シーラーズの北50kmほどにあるアケメネス朝(紀元前550年~)の都です。
つまり、およそ2500年前に建造されたということです。

誰が言いだしっぺか知れませんが、中東の頭文字Pで始まる古代遺跡である、ペトラ(ヨルダン)、パルミラ(シリア)、ペルセポリス(イラン)は「中東の3P」と呼ばれています。
お気づきの方も居るかもしれませんが、私は昨年の旅行でリーチ(パルミラ、ペトラ)でしたので、
今回で上がりというわけです。
ちなみに3Pが揃っても、誰に何かを貰えるわけではありません。

通常、シーラーズからペルセポリスはタクシーをチャーターするようですが(およそ$45)、
我々はノンビリ(実はケチって)ミニバスで行く事にしました。

まずは、昨晩到着したバスターミナル(テルミナーレ カーラーンディーシュ)へ歩いていきました。

バスターミナルへ

↑ノンビリ散歩しながらバスターミナルへ

途中、八百屋さんでシーラーズ名産のブドウを買いました。
粒が不揃いですが味は最高! 甘すぎるぐらい甘い。

40分ほどでテルミナーレ カーラーンディーシュへ到着。
長距離バスターミナルの正面にある、ミニバスのターミナルへ。
目的地は40km離れた町、マウヴダシュト(ペルセポリスの近く)ですが、
ペルシャ文字が分からないため、どのバスに乗っていいか分からず。

こういう時は、あたり構わず聞くに限る。
案の定、「マウヴダシュット? マウヴダシュト?」と聞きまわると、
近くにいたおじさん全員が指差してくれた。

バスターミナルのおじさんたち

↑バス停のおじさんたち

こんなバスです。

ミニバス

↑マウヴダシュト行きのミニバス

早速乗り込みました。
イランルールに従い、ともともと離れて着席。

ミニバス車内から

↑ミニバス車内

途中、急な山道を登っていたので、GPS時計で標高を確認したらなんと海抜2,000m。
何となく空が近い気がします。

揺られること約1時間。
マウブダシュトに到着。

スグにタクシーを捕まえれば良いものを、日陰でブドウを食べながら休んでいると・・

子供と戯れ

↑子供たちと戯れるともとも

すぐに近所の子供たちが集まってきて、難解なペルシャ語による質問攻め。
全く会話が成り立ちません。ギブアップ。
ともともには旅行前、ペルシャ語の一般会話を勉強するように言っていたのに、
どうやらサボっていたようです。
そのくせ、ともともは写真の女の子にガムを貰っていました。


しばらく戯れたあと、乗り合いタクシーを捕まえてペルセポリスの正門前に到着しました。
約15分、3万リアル($3)。

ペルセポリスに到着

↑ペルセポリスに到着!

真昼の強い日差しには消耗させられます。
よって、とりあえず、何か冷たいものを食べる事に。

ファルーデ

↑ファルーデというイランデザート

このファルーデ、一見そうめんみたいですが、シロップをかけて食べる冷たいお菓子。
原料が何か分かりませんが、冷たくておいしかった。


精気もみなぎったところで、いよいよ園内へ。
細かい説明も何ですので、ベストショットを何枚か紹介します。


クセルクセス門

↑ルクルクセス門



人面有翼獣

↑人面有翼獣身像

人面の部分は、偶像崇拝を嫌うイスラム教徒により破壊されたそうです。




ルクスクセス門柱

↑ルクルクセス門の門柱

門柱遺跡好きとしては、たまらんです。




玉座の王像

↑玉座の王像

いたるところに、このような精緻なレリーフが現存しています。




ペルセポリス全景

↑小高い王墓から見た全景


ペルセポリスの見所は、アパダーナ(謁見の間)の側面にあるレリーフです。
当時、アケメネス朝は、東はインド、西はトルコやリビアまで勢力が及んでいたそうです。このレリーフには、王に献上する属国の使者が特徴的に描かれています。
一部を紹介します。




レリーフ(アッシリア)

↑アッシリア(現在のイラク)の使者は編み上げブーツを履いている




レリーフ(ガンダーラ)

↑ガンダーラの使者はマントと槍と盾が特徴的




レリーフ(インド)

↑インドの使者はヒンドゥーの正装ドーティで


どれも、かなり精緻で、保存状態も良いので必見です。


最後にアパダーナ(謁見の間)跡です。
当時は高さ19mの柱が36本あり、レバノン杉で作った屋根を支えていたようです。
現在はそのうち12本の柱が残っています。




アパダーナ(謁見の間)

↑アパダーナ(謁見の間)

すばらしい。
約2500年の間、この場所に、そのままあったことがすばらしい。
しばし思いを馳せてしまいました。



3Pを振り返ると、ヨルダンのペトラは規模、見所においても他を圧倒している気がします。
岩の間から見えてくる、エル・ハズネはドラマチックでしたし。
しかし、共通して感じる事は、盛者必衰。


2500年後の人たちは、日本のどんな遺跡を楽しんでいるんでしょうか。


帰りもマウヴダシュト経由でシーラーズに戻ってきました。




最後に。
ケチった効果はあったのか?
タクシーチャーターの場合は$45ですが・・

☆ ミニバス(シーラーズ~マウブダシュト):二人往復2万リアル($2)
☆ タクシー(マウブダシュト~ペルセポリス):往復6万リアル($6)
☆ ペルセポリス入場券:二人1万リアル($1)
☆ おやつなど:約2万リアル($2)
☆ イラニアンとのふれあい:プライスレス

お金で買えない(=お金が無くて買えない)価値がありました。


明日は、シーラーズ市街地を観光予定。
多少疲れが出てきたので、ノンビリと行きましょう。


9/18(ともとも作)

午前中に次の目的地に向かうべく、朝早めに宿を出ようとしたところ、
オーナーが長距離バス予約の電話をかけてくれました。
すると「昼過ぎか深夜しか空いていない」とのこと。

「昨日言ってくれたらよかったのに!」とオーナー。
私ものりのりさんもこれまで安いゲストハウスばかりに泊まってきて、
上げ膳据え膳のホテルのサービスに慣れていないのでした。


バスの時間まで市内を散歩することにしました。
といっても今日は金曜日、商店は閉まり、モスクには入れません。
スィー・オ・セ橋あたりの公園で涼もうと、歩き始めました。

スィー・オ・セ橋はいつも人で賑わっているそうです。

イラン人カップル

↑一応、デートもできるようですね。

私たちが歩いていると、すれ違う人が口々に、
「ハーイ」「サラーム」「どこから来たの」と声をかけてきます。

バスの運転手さんや、

バスの運転手さん

↑のりのりさんは「ウズベキスタン人か?」と聞かれていました。

地方からエスファハン観光に来た人たち。

おじさんと僕


皆私たちに興味深々、片言の英語で話しかけてきます。

エスファハンはどうだ、日本の技術は素晴らしい、日本の文字は何文字あるのか・・・・・・。
素朴な疑問満載です。

さて、ホテルに戻ろうと再び歩き始めると、なにやら人だかり。
どうも、デモが行われている様子。警官も辻々にいます。
なんとか騒ぎから離れながらホテルに到着。いよいよシーラーズへ。

バス停で出会った男前の少年たち。

イケメン天国


バスチケットが足らなくてまごまごしている私に、自分のを一枚ちぎってくれました。

予定より出発は遅れましたが、これもまた一興。
エスファハーンの人々とふれあいの一日でした。