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始めに言っておきますが、人生最良の渓流釣りができました。


☆8月14日(土)

東北自動車道の那須塩原ICを降りて、国道238号線を福島方面に向うと、
深い深い山岳地帯を走る事になります。

栃木との県境を過ぎ、福島県南会津町に入ると、
いよいよ森は深く、美しい渓流が姿を見せてくれます。

道中の渓流1
道中の渓流2

国道と交差する位置でたびたび車を止めて覗き込むたびに、
見事な渓相に目を奪われました。

我がふるさとと同じ行政県ながら、このエリアは初めての訪問です。
既にブログでも書きましたが、渓流釣りを始めた頃から”いつかは”と憧れていたわけです。

実際に目にすると、ガイドブックや国土地理院の地形図を読んで想像していた以上だナ。

桧枝岐川の支流である、舘岩川沿いを走ると、途中に「たのせ」という地区があります。
そこのたのせヤマメの里で、夏休みのイベントが開催されていました。

急ぐ旅でもないので、渓流魚の素晴らしさを少しでも理解してもらおうということで。

渓流に佇む妻

妻にヤマメのつかみ取りを体験してもらいました。
(水色のお嬢さん=ともとも)


ともともは、石の間に隠れたヤマメを強引に引きずり出そうとして。

格闘する妻

↑必要以上に自慢の筋力を使っているようですが・・・・

要領を得ないようです。
素手で確保するのは、やはり難しいのでしょう。
ま、力みすぎですがね。

凄みのある視線

↑流れ込みに狙いを定めた妻 鋭い視線


渓流魚についてはキャッチ&リリースが身上ですが、
ヤマメを食べた事がない妻のため、3匹だけ殺生させてもらいました。
(昨日のブログ)


さて。

テント場の設営も無事に終え、晩御飯の仕込みを終えたのが、17時ごろ。

初日だしナー、とか、
日暮れをボーっと過ごすのもいいナー、とか、
事前には色々と考えていましたが。


奥会津の人気河川、桧枝岐川まで、徒歩3分。
行かないわけがない、とウズウズしてきて。

ルアータックルを持って、妻にしばしの別れを告げまして。

10分ぐらい国道沿いを歩き、適当な場所から背丈以上の草木を掻き分けて強引に入渓。

実際に川原に立ってみると、すごくいい。
水量、水の色、沈み石の感じが全てパーフェクト。
イワナさんはこういう場所、好きなんだよなァ。

ルアーをキャスティングするも、興奮しすぎて、ラインがうまく出ないので。
一度ルアーを回収してから、思いついた方向に再度キャスティングすると。

ググググ ググググ  ・・・・

2投目であっけなく釣れちゃいました。
15cmぐらいのイワナさん。
まさか釣れると思っていなかったので、カメラも不携帯。

これで、無用な興奮から開放されました。

ただ、一日目はこれまで。
トコトンやらないのが、最近の僕流。


☆8月15日(日)

朝駆けはしない、そう決めていました。
森林内の気持ちいい朝は、ノンビリとコーヒーでも飲んでもろて。

朝食後、再び徒歩で桧枝岐川に向いました。
何となく楽なので、ルアータックルだけを持って。
(フライは何かと手間がかかりますからネ。)


キャンプ場から下っていくと、見事な渓相が続きます。

屏風岩

↑景勝地「屏風岩」


一度、岩陰から飛び出した、多分イワナさんが見えただけ。
なかなか喰わない。手ごわいぞ。

そうこうしていると、渓谷は徐々に深くなり。


橋の上から1
橋の上から2

↑橋から見下ろす

周りを眺めても、入渓ポイントが見当たらないほど、谷が深い。
けど、明らかに魚が居そうだ。


こういう場合、一般に、欲と理性の葛藤があります。

①強引に入渓する【欲優先】

②安全を期してやめる 【理性優先】

今回は欲を優先し、①を選択。

欲に理由はありません。
そこに素晴らしい渓流があるから、というわけ。

辺りをウロウロし、比較的安全に降りるれそうなルートを勝手に開発。
草にしがみつきながら、何とか川原に立つことができまして。

はやり、結果が出ました。

欲優先、当たり!

ヤマメちゃん

↑15cm前後のヤマメちゃん

さらに、同サイズを1匹キャッチ。

当然「ありがとうネ」と、ヤマメちゃんにとっては理解不能な感謝の言葉とともにリリース。

ヤマメは瀬の肩(流れ込む直前の部分)についていました。
高活性で食べる気満々のヤマメの定位置。

きっと渓流がとても良い状況なんです。

徒歩でキャンプ地まで帰る途中、地物の野菜を販売する若者と立ち話し、
容易に谷に下りることができる、別ルートを教えてもらいました。
これは、いい情報。


午後3時。

いまや仏国の渓流魚をこよなく愛する、S君が登場。
僕はイワナ×1、ヤマメ×2を釣り、すでに余裕があることを説明。

一方のS君は、僕と同様に道中の見事な渓流を見てきたようで、やや興奮気味。

挨拶もそこそこに、釣りの準備。

早々に出発

↑いってきまーす

夕マズメ、昼に野菜販売君に教えてもらったルートで谷底の桧枝岐川に入りました。
あまりにも見事な渓流と、夕マズメの”いかにも”の雰囲気に二人ともメロメロ。

元々バス師のS君を初めて渓流に誘ったのは、僕でしたかネ。
最近、南仏で、渓流釣りばかりやっているという腕は、見事でした。

結局、S君が短時間に上げたヤマメは4本だったですかね。

イワナ釣りたいです

というわけで、2日目は終了。


☆8月16日(月) 

朝駆けをしたS君。

昨日の夕マズメポイントに再び入り、イワナを2本でしたっけ。
ただ、サイズはイマイチだった様子。

一方の僕はノンビリしていました。
釣りが大好きなんですが、執着心は無い。
毎度の事ですが、不思議な性格なんだナ。

朝ごはんを食べた後、S君と釣行計画を練りました。

既に何本か上げてしまった今。

大物イワナを釣るキリ無い

桧枝岐川本流か、堰堤のプールを攻めよう、ということに。

桧枝岐川上流、尾瀬観光の拠点「七入」付近で合流する「実川」という支流があります。
地形図を眺めまわし、今回の計画を練っているとき、
実川中流の堰堤上流部が大きなプールになっていることに気がつきました。

それをS君に伝え、問題の地形図を見せると。

行きましょう、大イワナがいますヨ

と瞬時にバイト。

ただし、1点問題が。

そのプールにたどり着くには、車を置いてから約3kmぐらい歩かなければならない。
しかも、その林道からプールの河岸まで、地形的に段差がありそう。
行ってみる価値はありそうだが、難儀な予感。

まあ、行ってみるんだナ

ともともから、おにぎりととうもろこしを受け取って、出発。
桧枝岐川沿いの国道を、尾瀬方面に、上流側に車を走らせ・・・・

と、最初の橋に差し掛かり。

一応、念のため、次回のため、と車を停車させ、渓流を二人で眺めてみる。

いい渓相だ。とてもいい。やってみようかナ。やってみよう。

というわけで、入渓してしまった。

ルアーロッドを持って、流れに立ち、二人同時にキャスティング開始。
川幅があるので、うまく分かれれば、同時に楽しめちゃいます。

やや下流側から、S君の歓声。

喰いました!

ルアーを泳がせながら、振り返ると、S君の手元にイワナの姿。。。。

同時に、僕の手元にも生命反応。

こっちも、ダブルヒット!


これが、お祭り騒ぎ、渓流人生最良の日の始まりでした。

僕のイワナさん

↑僕の釣果

S君のイワナさん

↑S君の釣果 本日最大27.5cm

アベレージ20cmオーバーのイワナが、釣れるわ釣れるわ。

よく、5匹以上は釣り上げた数を忘れる、と言われますが。

本当に忘れました。

キャッチ数で僕が6、S君が8ぐらいかな?
追ってきたもの、ヒットしたけどバラしたものを含めると、もっともっと。

夢のような時間は約1時間、区間で500mぐらいでした。

本当に楽しくて、忘れられない経験です。

この事件を、S君と共有しているのが、さらにいい。
いつまでも語り草になるんだ。

当然、針で傷を付けてしまったのに、
「ありがとう」と一方的に感謝して、全数リリースしました。

満足感に浸りたかったので、夕マズメもやらずに終了。

S君はマズメに行きました。好きだなー、と感心。



☆8月17日(火) キャンプ最終日

朝駆けはしない、と決めていましたが、
テント場撤収を考慮すれば、朝ごはん前がラストチャンス。

1時間勝負と決めて、前日にイワナが群れているけど掛けられなかった淵に出動。

しかし、結局ボウズ。

釣りにスケベ心と色気は厳禁であることを、再び学ばされました。


奥会津の夏渓流、これにて終了。


横浜から車ではるばる6時間。
S君は、かの仏国からはるばる。

釣りをする理由は無い、と書きましたが。

釣りを辞めない理由は、こういう経験のせいなんです。

あー、最高だった。

S君へ、いい川だったでしょ? また一緒に行きましょう。
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