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初めてシュラフを買ったときから気になっていた奥秩父縦主脈を一人で歩いてきました。
奥秩父山塊の背骨のように東西に伸びる主脈には2500m超の山が連なり、
金峰山、甲武信ヶ岳、雲取山などは百名山に選ばれる名峰です。
縦走路のスタート地点は『瑞牆(みずがき)山荘』で、
山梨県の韮崎駅からバスで1時間半程かかります。
ゴール地点は東京の多摩駅とする人が多いようです。
距離だけでも70km、普通に歩くと4~5日の工程ですが、
トレイルランニングの強者は1泊(寝ないでスルーする人もいるとか!)で行っちゃうとか。
自分の場合は、2泊3日の工程で最低でも雁峠(半分くらいに)、イケれば飛龍山(6割くらい)までと思っていましたが、
結局雁峠までで下山しました。
これは、【遊びはやり尽くす前に終える】という私流の美学に基づきます。
思ったよりもアップダウンが激しく、久しぶりに山に入った身には、かなり良いトレーニングになりました。
(少しも走ることがなかったのに、翌日は激しい筋肉痛です。)
初日、予報では午前中雨でしたが、回復してくれました。
金峰山手前の尾根です。



金峰山山頂は眺望が良いそうですが、何も見えません。



午後3時、本日の宿、大弛小屋に到着。



今回初使用のフロアレスシェルターです。
床は無いですが、ツエルトに比べてはるかに快適でした。




またまた初登場のソーラーパネル付LEDランタンのおかげで、
夜も快適に過ごせました。



翌朝、きれいな夜明けが見たくて早起きしたところ、
見事な朝焼けを見ることができました。





国師ケ岳(2591m)山頂より、富士山。
カメラマン出過ぎだぁ。少し残念。





国師ケ岳を過ぎると、人気がなくなりしっとりした森を気分よく歩けました。





甲武信ヶ岳(2475m)山頂。ガスが出てきました。





破風山(2317m)山頂。
西側の登りが今回の工程で最も辛かった。
文字通り直登。











日本三大峠、雁坂峠。
ちなみに残り2つは針ノ木峠、三伏峠だそうです。



少し疲れてきたところで、雁峠が見えてきた。
晴れていると広々してとても気持ちが良いそうです。





歩きながら翌日のことを考えていました。
少しやり足りないけど、次回の分を残して、
ここから下山し、朝一番のバスで帰ろう。
(オレ流、遊びの美学。決してへたれた訳ではありません)
翌日の早朝は、写真の【新地平】方面に暗闇の中歩き出しました。



ほどなくして、本日宿、笠取小屋に到着。



テント設営して早速、カップ麺で補給しつつ、百均で買った惣菜で一杯。
なんと贅沢な夕暮れ。





翌朝、3:30起床。



ガスがすごくて、前が見えない。
かなりビビっています。
前日に写真を収めた雁峠の分岐です。
朧月がホラー感を高めてくれました。





1時間ほどすると明るくなり、渓谷沿いを歩いているとリアルな【熊出没注意】の看板発見。
水場もあるし、いかにも熊が出そうなので、鈴と笛でアピール。



笠取小屋を出発してから誰とも会わずに林道入口まで来ました。
早朝の散歩は気持ち良かったけど、暗闇や熊出没が怖かった。。
『トレイルランニング等の行為は禁止します』との表示に苦笑い。





新地平バス停前。







2泊3日の一人旅もこれにて終了。
ほとんど人と話さずに好き勝手に山を歩くという贅沢旅でした。
一昨年、北アルプスの針ノ木雪渓を訪れた際に前泊した大沢小屋の小屋番の方に教えていただいた百瀬慎太郎という人の句です。
山を想えば 人恋し
人を想えば 山恋し
いずれ娘に『お父さんは好き勝手に山歩いて楽しそうね』とイヤミを言われる事でしょう。
Secret

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