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9月19日(土) のりのり作


昨晩(18日)21時、エスファハン発のバスは旅の第二の目的地シーラーズに到着しました。
シーラーズはエスファハンに次ぐイランの観光地です。

長距離バスでの疲れ+空腹のため、バスターミナルからはタクシーを利用し市街地へ。
3件ほどホテルを見て回り「ササン ホテル」に決定したのが22時。
いずれのレストランも既に閉店していたため、
商店で購入したチップスで空腹を満たして就寝しました。


19日(土)朝

空腹で目が覚め、ホテルの朝食(ジャム・バター無しのパン)を貪り早速外出。

今日は、旅行の目玉の一つである「ペルセポリス」一日遠足です。

ペルセポリスは、シーラーズの北50kmほどにあるアケメネス朝(紀元前550年~)の都です。
つまり、およそ2500年前に建造されたということです。

誰が言いだしっぺか知れませんが、中東の頭文字Pで始まる古代遺跡である、ペトラ(ヨルダン)、パルミラ(シリア)、ペルセポリス(イラン)は「中東の3P」と呼ばれています。
お気づきの方も居るかもしれませんが、私は昨年の旅行でリーチ(パルミラ、ペトラ)でしたので、
今回で上がりというわけです。
ちなみに3Pが揃っても、誰に何かを貰えるわけではありません。

通常、シーラーズからペルセポリスはタクシーをチャーターするようですが(およそ$45)、
我々はノンビリ(実はケチって)ミニバスで行く事にしました。

まずは、昨晩到着したバスターミナル(テルミナーレ カーラーンディーシュ)へ歩いていきました。

バスターミナルへ

↑ノンビリ散歩しながらバスターミナルへ

途中、八百屋さんでシーラーズ名産のブドウを買いました。
粒が不揃いですが味は最高! 甘すぎるぐらい甘い。

40分ほどでテルミナーレ カーラーンディーシュへ到着。
長距離バスターミナルの正面にある、ミニバスのターミナルへ。
目的地は40km離れた町、マウヴダシュト(ペルセポリスの近く)ですが、
ペルシャ文字が分からないため、どのバスに乗っていいか分からず。

こういう時は、あたり構わず聞くに限る。
案の定、「マウヴダシュット? マウヴダシュト?」と聞きまわると、
近くにいたおじさん全員が指差してくれた。

バスターミナルのおじさんたち

↑バス停のおじさんたち

こんなバスです。

ミニバス

↑マウヴダシュト行きのミニバス

早速乗り込みました。
イランルールに従い、ともともと離れて着席。

ミニバス車内から

↑ミニバス車内

途中、急な山道を登っていたので、GPS時計で標高を確認したらなんと海抜2,000m。
何となく空が近い気がします。

揺られること約1時間。
マウブダシュトに到着。

スグにタクシーを捕まえれば良いものを、日陰でブドウを食べながら休んでいると・・

子供と戯れ

↑子供たちと戯れるともとも

すぐに近所の子供たちが集まってきて、難解なペルシャ語による質問攻め。
全く会話が成り立ちません。ギブアップ。
ともともには旅行前、ペルシャ語の一般会話を勉強するように言っていたのに、
どうやらサボっていたようです。
そのくせ、ともともは写真の女の子にガムを貰っていました。


しばらく戯れたあと、乗り合いタクシーを捕まえてペルセポリスの正門前に到着しました。
約15分、3万リアル($3)。

ペルセポリスに到着

↑ペルセポリスに到着!

真昼の強い日差しには消耗させられます。
よって、とりあえず、何か冷たいものを食べる事に。

ファルーデ

↑ファルーデというイランデザート

このファルーデ、一見そうめんみたいですが、シロップをかけて食べる冷たいお菓子。
原料が何か分かりませんが、冷たくておいしかった。


精気もみなぎったところで、いよいよ園内へ。
細かい説明も何ですので、ベストショットを何枚か紹介します。


クセルクセス門

↑ルクルクセス門



人面有翼獣

↑人面有翼獣身像

人面の部分は、偶像崇拝を嫌うイスラム教徒により破壊されたそうです。




ルクスクセス門柱

↑ルクルクセス門の門柱

門柱遺跡好きとしては、たまらんです。




玉座の王像

↑玉座の王像

いたるところに、このような精緻なレリーフが現存しています。




ペルセポリス全景

↑小高い王墓から見た全景


ペルセポリスの見所は、アパダーナ(謁見の間)の側面にあるレリーフです。
当時、アケメネス朝は、東はインド、西はトルコやリビアまで勢力が及んでいたそうです。このレリーフには、王に献上する属国の使者が特徴的に描かれています。
一部を紹介します。




レリーフ(アッシリア)

↑アッシリア(現在のイラク)の使者は編み上げブーツを履いている




レリーフ(ガンダーラ)

↑ガンダーラの使者はマントと槍と盾が特徴的




レリーフ(インド)

↑インドの使者はヒンドゥーの正装ドーティで


どれも、かなり精緻で、保存状態も良いので必見です。


最後にアパダーナ(謁見の間)跡です。
当時は高さ19mの柱が36本あり、レバノン杉で作った屋根を支えていたようです。
現在はそのうち12本の柱が残っています。




アパダーナ(謁見の間)

↑アパダーナ(謁見の間)

すばらしい。
約2500年の間、この場所に、そのままあったことがすばらしい。
しばし思いを馳せてしまいました。



3Pを振り返ると、ヨルダンのペトラは規模、見所においても他を圧倒している気がします。
岩の間から見えてくる、エル・ハズネはドラマチックでしたし。
しかし、共通して感じる事は、盛者必衰。


2500年後の人たちは、日本のどんな遺跡を楽しんでいるんでしょうか。


帰りもマウヴダシュト経由でシーラーズに戻ってきました。




最後に。
ケチった効果はあったのか?
タクシーチャーターの場合は$45ですが・・

☆ ミニバス(シーラーズ~マウブダシュト):二人往復2万リアル($2)
☆ タクシー(マウブダシュト~ペルセポリス):往復6万リアル($6)
☆ ペルセポリス入場券:二人1万リアル($1)
☆ おやつなど:約2万リアル($2)
☆ イラニアンとのふれあい:プライスレス

お金で買えない(=お金が無くて買えない)価値がありました。


明日は、シーラーズ市街地を観光予定。
多少疲れが出てきたので、ノンビリと行きましょう。


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